【デジタル根っこの育て方】第3回 毎年恒例、コドモ年賀状トークに思うこと
2014.12.22
こんにちは、イノです。はやいもので年賀状シーズンです。
みなさんは毎年どうしていますか?
私は結婚以来毎年、学生時代の友人たちに写真ベースの年賀状を
Photoshopで作って送っています。
友達たちも概ね写真年賀状ですが、最近はおしゃれなテンプレートがたくさん売っていたり、
代行サービスが充実してきたりで、クオリティがどんどん高くなっている気がします。
それもあってか、私は家族の面白写真を撮ることに1年をかけていると言っても過言ではありません。
『年賀状 子供』で検索してみると…
さて、仕事柄、なんでもググってみたくなるわたくし、「年賀状 子供」で検索してみました。
すると、オートコンプリート機能で、「年賀状 子供 おしゃれ」とでます。これが55万件。
次がなんと「年賀状 子供 うざい」。これが28万件。
なるほど、「コドモ年賀状問題」は12月のホットトピックなんですね。
もはや、「今年の漢字」や、「流行語大賞」並の地位を築きつつある印象です。
突然ですが、「自分の子供はかわいいですか?」と聞かれれば、
大抵の親は「かわいいです!」と答えるでしょう。
では、 「他人の子供もかわいいですか」と、聞かれればどうでしょう?
「かわいいです」とは言うでしょうが、テンションは(ほんのちょっとだけ)落ちますよね?
当然です。だって、子役モデルより明らかに見劣りするルックスでも、自分の子供はかわいいもの(笑)。これは理屈ではありません。子供ができるまでわからなかった感覚です。
自分がそう思っているのだから、当然、受け手もそう思っているはず。
それがわかっているのに、犯してしまうあやまち・・・。
「年賀状 子供 うざい」の検索数28万は、その判断基準のむずかしさを
物語っているのかもしれません。
デジタルツールで『子供コンテンツ』
デジタルハリウッド大学院開学時から教員としてお世話になっている映像のプロに、
川井拓也さんという方がいます。
川井さんは、わが子の映像を様々な手法で記録し、数多く公開されています。
観れば観るほどほのぼのします。
ニヤついてしまうこと請け合いで、自分の子供のものでもないのに、
他のものも観たくなります。なぜか、考えてみました。
おそらく川井さんは、「子供をかわいらしく記録」しようとしているのでなくて、
「お子さんの日常をちょっとした工夫とともに記録」することを基本姿勢にしています。
そこに徹することで、「結果的に」川井さんのお子さんのかわいらしさはもちろんのこと、
一般的に子供が持っている感覚や行動のおもしろさ、かわいらしさが、ストレートに伝わってくるのでは、と、思いました。
ネタとしては、たとえば、こんなかんじです。
「家までの道のりをダッシュするわが子を追いかけ、後ろから子供の目の高さで撮りつづける」「パパ(=川井さん)の変だと思うところを語らせて、それをずーっと録音」
「たまたまゲットした長いダンボールで、昆虫ロボを走らせるサーキット作りを提案。親子で作成するタイムラプス(注)映像」
もちろん川井さんはプロ中のプロですから、素人の我々にはできない、思いつかないような作品もたくさんあります。
ただ、ちょっとだけ工夫すれば、日常が特別なものに様変わりすることを、川井さんの作る「子供コンテンツ」は教えてくれます。
デジタルネイティブの親たるわれわれとしては、
子供が子供のときにしかやらないこと、言わないセリフ、見せない顔を、
デジタルツールを駆使して切り取る!!! そこにこだわってみたいものですね。
それでは。
注)タイムラプスとは、複数の静止画をつなげて1本の動画にしたもので、
通常の動画を倍速再生するようなイメージです。
現在、アプリがいくつかでまわっていて、素人でも簡単に作成することができます。

