【イベントレポート】JointAppsの課外授業で実感したこと。
2015.2.18
先日、神奈川県立逗子高等学校で高校1年生を対象にした
総合的な学習<地域の方とつくる表現活動>において
JointAppsを使った「アプリ制作」という授業を持たせていただきました。
昨年に続き2回目となるこの総合学習ですが、
ヒップホップダンスや外国語でのあいさつ、ゴスペルなどなど
色々な授業の中から「アプリ制作」を選んでくれた学生は8名!
3分の2が女子の逗子高等学校で、見事に全員男子の参加になりました!
(女子にはあまりアプリ作りって身近ではない感じなんですかね~)
1日45分の授業を2回分、×2日で合計4回でアプリ作りを覚え、
自分達で企画をし制作、発表するところまで行けたのでしょうか?
まずはJointAppsを覚えてもらいました。
まずは、アプリ作りの基本ツールとなるJointAppsを覚えてもらいます。
今回は、2つのページをボタンを押すことで、
交互に移動するだけの単純なアプリを作ってもらいました。
JointAppsを理解するのに、このページ移動アプリはとても効果的です。
1ページの背景に青空を設置、ボタンを押すと2ページ目に移動します。
2ページ目にも夜空の背景を設置し、ページを移動できたことが、一目で
分かるようにしました。ボタンを押して1ページ目に8名みんな戻れたところで
1コマ目の45分が終了しました。
設計図を書くチーム、書かないチーム
2コマ目は、1コマ目で学んだ”ページを移動する”アプリを応用しアプリの企画を立ててもらいました。
要素としては、画像・文字・移動ボタン
これをいかに組合せ、どう演出して、自分達オリジナルのアプリができるか?
チームに分かれて、考え始めてもらいました。
これからどんなアプリを作るか?のコンセプト、そしてページの遷移図、
1ページごとの構成要素(画像は何?文字は何を入れる?)を
まず紙に書いてごらん、と紙を複数枚渡して考えてもらったのですが、
素直に、まず紙に書くチームと、書かずに作り始めるチームがいました。
書かずに作り始めたチームの子たちは、パソコンに慣れ親しんでいるようで
JointAppsのレクチャーの時も、余裕があるのか?どんどん作れていました。
しかし、アイデアがまとまらない。。。
設計図を描いてみたら?と何度アドバイスしても、意見を聞いてくれません。
1週目の2コマは終了しました。2コマ目が終わった時点で、
設計図を描いていたチームは何が必要か?がうまく整理でき、
「手書きのイラストが必要だ!」と1人が自分のパソコンを取り出して
絵を描き始いていました。
他のチームはつくりながらなので、作るアプリが決まっていない状態。
昨年も宿題で企画を詰めて!と伝えても何もやってこない子ばかり。。。
来週で全チームのアプリが完成できるのか?不安がよぎります。
2週目からスパルタ!
「もう時間ないよ!今日で作って発表練習まで行くからね!」
激を飛ばし、制作は進みます。設計図を書かない2チームのうち
1チームは、チームでの話し合いがうまくいかず、のらりくらり…。
そこで私から、「ちゃんと設計図をかくべきだよ!終わらないよ」とアドバイス。
すると、ちゃんと書き始めました。書いたことで、一気にアプリ制作が
すすんだようです。
やはり予想していたことが現実に!
設計図を最初に描いたチームのみんなは、自分たちでパソコンで絵を描き、
それを素材として使ったアプリを制作、にもかかわらず余裕のプレゼン練習です。他のチームがアプリを完成させ、プレゼンの練習をする中、
一番コンピュータに詳しく、「余裕」と言っていたチームが遅れをとってしまいました。
ちゃんと設計図を描いて、作るものの整理をしていなかったため、
色々なアイデアが頭を巡るだけで、中々形になりません。
また、作るものが決まっても、作りながら文章を考えていたため、時間がかかった模様。
それでもなんとか、3組ともアプリを完成させました。
アプリが完成!
いったいみんなどんなアプリが完成したのでしょうか?
「うさg(ry」
http://www.jointapps.net/form/app_detail/?id=1828
うさぎが、人参を探す迷路アプリです。
成功すると、人参をゲットしますが、失敗すると
BadEND!になります。
3方向ありますが、それぞれのボタンがランダムに
なっており、さらに3つに分かれます。
9通りの迷路となっており、2回目からも
どの道がアタリか?はわからないようになっているのがミソ。
オリジナルのイラストで作成した秀逸な作品です。
さすが、設計図をまず書いただけあって無駄なく
完成できました。
「SEKAI NO OHGOSHI_アプリ」
http://www.jointapps.net/form/app_detail/?id=18
途中で設計図を描いたチームのアプリは、
食べたいもので、自分が何系か?わかる
診断アプリ。ラッキーアイテムもわかっちゃいます。
文章の面白さが光っていました。
「てぃんにん占い~今日の運勢~Ver,1.2」
http://www.jointapps.net/form/app_detail/?id=1829
一番時間がかかってしまったチームは
さすが!コンピュータに慣れているため、
十何ページの大作!とてもよくはできています。
でも、もし設計図を描いていれば、
もっとアプリを良いものにできたと思いますよ。
講堂でそれぞれ発表!
照れながらもアプリを全1年生の前で発表、
お疲れ様でした!
私は常々、プログラミングの技術も大事だけれど、
何を作りたいか?それには何が必要か?をまずまとめる工程
いわゆるプログラム設計が一番大切だと思っています。
今回のワークショップでも、それを忠実に実行したチームが
一番早く、オリジナル画像を使うという応用までできて完成していました。
私がJointAppsで伝えたいこと、
そしてこれを使ってワークショップをする際に何を一番に覚えてもらうか?
それは、
「アプリが作れてうれしかったね!」ということではなく、
プログラミングを覚える前に、何をすべきか?なのです。
それは、あなたは何をしたいのか?そしてそのために何が必要か?を
しっかり考えて、まとめる行程こそが効率的に成功に近づく最良の方法ですよ。
ということです。これはプログラミングだけでなく、社会に出たら
実感することだと思います。
プログラムを打つワークショップだと、打つことに集中しなければならず、
この行程に力がなかなか入れることができません。
JointAppsは、プログラムを覚えずとも制作ができるので、
この 何がしたい?それには何が必要?をしっかりとまとめる行程に
集中できるのです。
私の考えが間違えでない!と、確信にかえられた
ワークショップとなりました。

